・・・・・・・・銀さん
(どうした?)


もうすぐ、冬も終わるね。
(・・・そーだな)


雪って 何でこんなに儚いのかな・・??
(・・・・??)


ううん、何でもないよ。気にしないで。
(・・・・・・・・・ああ。)








そう言えば、最後に貴方と喋ったのは去年の寒い寒い雪の夜だったっけ。
新八君と神楽ちゃんと。
4人で外に出て月光のライトアップを見ながら、眺めた雪。
そして今年も、雪が降った。














ただ一つ、変わったことは―――――



















私の隣にはもう













貴方はいないってこと・・・・・・













さん、そろそろ・・・行きましょうか。」

「やだヨ!!新八、私行きたくない!!見たくないヨ・・・・っ!!」

「神楽ちゃん、でもね・・・・」

「それ以上聞きたくないアル!!新八のバカっ!!銀ちゃんは・・銀ちゃんはっ・・・」

「神楽ちゃん、新八君・・・・」








それは先月の事。
高杉率いる鬼兵達が、遂に国を壊し始めた。
その事を聞いた銀さんは、誰よりも早くに高杉に会いに行った。
それが、私の見た最後の姿だったけれど。







もちろん、戻ってくることは無かった。







でも、信じてた。















私や、神楽ちゃんや新八君を置いていかないって。













「・・・・・着きましたよ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・。」

「ここは、景色がいいね。」












達が向かった場所、それは愛する人が眠っている場所。
かぶき町から少し離れた草原で、既に花が添えられていた。











「銀さん・・・・・・・・・・」

「やだヨっ!!銀ちゃん・・・銀ちゃんっ・・・!!」

「神楽ちゃん・・・!!」










新八君の傍で泣き崩れる神楽ちゃん。
必死に神楽ちゃんをなだめる新八君の手は震えて、一つの水滴が零れ落ちる。
それを見て、私も自然に涙が出てきた。


――止められなかった。









銀さん、




銀さん。









いつもみたいに 笑ってよ。












いつもみたいに 馬鹿言ってよ。














もう一回 大好きだって言ってよ!!














「ねぇ銀さん!!!」

さん・・・・・・・・」










(だーから、何回言えば分かるんだよお前は)

(だって、何回もって言うけど、銀さん一回も言ってくれたこと無かったよ??)

(そんなのはなぁ、口で言わなくても伝わるんだよ。)

(そっか、納得。・・・・って出来ないよ!!!)

(しょ、しょーがねーな。一回きりだぞ??)

(うん!!)

(俺は、ちゃんのことが、大好きです!!)

(あはは、何それ。・・・でも、ありがとう)










蘇る。









今はっきりと。











私、銀さんが帰ってきたら言おうと思ってたのに、








言い逃げしていくなんて、本当相変わらずだね・・・・・・・










「僕と神楽ちゃんは先に万事屋に帰ってますね」

「うん。分かった・・・」










新八君は私に気を使ってくれたのか、今は銀さんと二人きり。
二人が帰ったのを目で見送ると、空が見えなくなるまで、泣いた。












あの時、私は雪を儚いって言ったけど、












人間の命もまた 儚いんだね・・・・・











「・・・私、銀さんが大好きって言ってくれた以上に、大好きなんだよ。」





はその場で座り込んで、そっと花に触れた。
その感触はまるで彼の頭に触れたくらいふわふわしている。






「・・・・・愛してる。」






その言葉だけ、何もない空に消える。
はそのまま、涙を拭いて笑顔で言った後、静かにその場を去った。





「これからもずっと、銀さんだけを 愛してるから。」






雪がまた、そっと降り始めた。












――貴方の髪の色と同じ銀色に 輝いてるよ――














ああこの想い一緒えてしまえば良かったのに。
(バカヤロー、なんて所詮一瞬の出来事なんだよ)














*――――――――後書きと戯言――――――――*
・・・・・・・・・。
とりあえず・・・・・

す い ま せ ん。←

遅くなりましたが、←((死
様の素敵サイト様に捧げます。
リクは銀さんだったんですが・・暗いを通り越してもの凄いことになってます((泣
本当にこれで良いのでしょうか・・・??((ドキドキ
苦情はいつでも受付中ですので何なりと((汗

相互リンク本当にありがとうございました!!!
これからも末永く宜しくお願い致します。((お前/末?

もう泣いてもいいよね?答えは聞いてない!!((待

様(月に負け犬様)にのみお持ち帰り可能です。
2008.1.9




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あ わ わ 。 なんとありがたい・・・!


ぎ、ちゃ・・・!(※銀ちゃんといいたかったらしい)
なんと、すてきな、ゆめ・・・・・・っ!

いや もう暗いとかそんなん ばっちこーい☆ですよ!(※お前)
切ないの愛ののツボですよ!

こちらこそ末永くよろしくお願いしますね。