はあ、と溜息をついて、目の前の恋人に話しかける。



「あのさ、エル」
「……何ですか」
「君、自分の重要性気づいてないよね」
「分かってますよ。もし私が居なくなれば世界の犯罪率は60%上がりますし検挙率も低下します。 ついでに言うと子供の夢や希望も無くなってそれはそれは暗い世の中になりますよ、たぶん。 世界警察はいきなりそんなことになったら困るでしょうね、私が居なくなるんですから…。」

ふい、と目の前の資料の山を見て、エルが眉をしかめる。
資料を眺める目の下にはもうくっきりと、本当にくっきりと、隈が出来ていた。
彼が1ヶ月ろくに寝ずにパソコンの画面を眺めていた証拠だ。


「…そりゃあ、忙しいけど…」
確かに、エルを見ていて、この1ヶ月ずっと心配だった。
いつどう見ても同じ格好でパソコンの前に座っていたのだ、この男は。こんな薄着で。
毛布かけようとしても推理力が下がるとかどうとか言って放り投げるし。
そんなこと言っていたら、案の定、エルは風邪を引いて。


「…風邪引いてるんだからベットで薬飲んで体安静にしなさいって言ってるでしょうが……!」
「もう……少しなんです…」
「重要なんでしょう、『L』は」
「…だから、これを仕上げるのがLの仕ごt「仕事だろうが何だろうが体が大事っ!!」

腕を引っ張って、無理やり立たせようとする。
エルはぐらり、と前によろけると、私に倒れかかってきた。
びっくりして一緒に倒れそうになったけれど、足で必死に支える。
背中に手を回すと、少し早くて大きな心臓の音が胸の辺りでなっていた。

「………エル、立てる?」
「……無理、ですね」

エルが情けないです、と困ったように笑った。







ワタリさんにも助けてもらって、やっとエルをふとんに寝かし付けた。
ほっとしながら、エルの寝顔を眺めていると、急に目を開けるものだから大声を上げてしまった。にやり、と笑う。

「びっくりしましたか?
「……いつから起きてたの」
「最初から ずっと狸寝入りしてました」

そういうとエルはくすくす枕に顔を押し付けて笑う。ああもう、世界を担ってるとか聞くけれどこいつは本当にそんな奴なんだろうか と思う。でも、それはさっきと話が全然違うことに気づいて、可笑しくなった。

「風邪、明日は治るかな」
「そうですね でも










ハチミツのようなこんな時間をどうか続けて

(私はもうちょっとこの甘い時間に浸っていたいです)




―END―


……クリスマスフリーに間に合わなかった…orz
でもこれお正月は無理だよなー…とのことで、日頃お世話になっている事への感謝を込めてのフリーです。
また感想くださいっ
12.28 涙



えるるがあまりにも素敵なため、拉致ってしまいました(※犯罪)

風邪えるるとかもう看病できる自信がないですよ(※悶えるので)

どうもごちそうさまでしたー!

白亜