toujours ensemble















「あのぉ〜、さん・・・」



「何?」



「お願いがあるんですが・・・聞いてもらえますか?」



「やだ・・・」







は即答で、竜崎のお願いを拒否した。







「何でそういう事、言うんですか?」



「今までの経験からすると、

竜崎のお願いを聞くとロクな事ないから。」



「そんな事は無いはずです・・・

あれは総てあなたと私の為に必要なお願いをしただけなのに・・・

それなのに・・・ロクな事がないって・・・酷いです。」







断られた竜崎は、寂しそうにを見つめる・・・。







「・・・・・。」







この目線に負けると、

どんな災難が自分に降りかかるか分からないので、

ただひたすら竜崎からの痛い視線を無視する









じ〜っ・・・









5分後、

竜崎は捨てられた子犬のような目でまだ見つめ続けている。

膝を抱えて指をくわえ、ただひたすらじ〜っとを見つめ、目で訴えていた。







「あ〜も〜っ、わかったわよ〜

竜崎のお願い聞いてあげるから・・・そんな目で見ないでくれる?」



「ほ、本当ですかっっ?」



「でも、無理なお願いは聞けないからね・・・」



「大丈夫です・・・すごく簡単な事ですから。」







竜崎の痛い視線に耐えれず、

しょーがなく竜崎のお願いを聞いてあげる事にした

お願いを聞いてもらえる事になった竜崎は、

一人浮かれ、満面の笑みを浮かべている。







「で、竜崎・・・お願いって何?」





さん・・・

私と一緒にお風呂に入って下さい・・・」







・・・・・・・







「・・・は?・・・今、何と・・・?」



「あれ、聞こえませんでしたか?

私と一緒にお風呂に入って下さい♪って、言ったんですよ。

とっても簡単な事でしょう?」







竜崎はにっこにこの笑顔で、さらっと言ってのける。







「ア、アホですかっっ、あなたは。

どうして私が竜崎なんかとお風呂に入らなきゃいけないのっ!!」



「彼氏なのに『竜崎なんか』扱いは酷すぎます・・・

少し傷つきました・・・

それにこんな事で驚いてたら、この先、どうするつもりです・・・?」



「寧ろ、そのままずっと傷ついてて。」







竜崎のとんでもないお願いには、思いっきりひいていた・・・







「夜神くんとは、お風呂に入ったのに私とはダメなんですか?」



「なんで、そこに月が出てくるの?」







に拒否され、完全に拗ねモード全開の竜崎。







「昨日・・・夜神くんに自慢されたんです・・・。



『僕は、の事なら何でも知ってるよ・・・

お風呂だって一緒に入ったこともあるしね。

竜崎、いろいろ教えてあげようか?』



・・・と・・・」







月に自慢されたのが余程悔しかったのか、竜崎は俯き・・・体を振るわせていた。





・・・月、あんたのせいで私は・・・とってもピンチなんだけど・・・





竜崎に余分な事を言った月に対し、

はほんのり殺意を抱き、拳を握っている。

竜崎が変な誤解をしていると思ったは、

とりあえずその誤解を解く事にした。







「月が何を言ったか知らないけど、ただの幼馴染だよ。

それに月とお風呂に入ったのは幼稚園の時の話・・・」



「・・・わかっています・・・」



「なら、問題無いじゃない。」



「でも、悔しかったんです・・・

月くんは、私の知らないさんをたくさんを知っています。」







拗ねてふてくされた竜崎の一言。







「・・・ったく・・・竜崎は大きな子供なんだから・・・」







は、それを聞いてふっと笑い、竜崎を優しく抱き締めた。







「あ・・あの・・・さん・・・?」



「・・・toujours ensemble・・・」



「えっ・・・?」



「ゆっくりお互いを知っていけば良いじゃない?」







竜崎を抱き締めながら、は子供を諭すように優しく囁く。

の優しい声と優しい香りに包まれた竜崎は、

その心地良さから、更にの胸に顔を埋めた。







「抱き締められるのもいいですね・・・

もう少しこのままで居てもらえますか?」



「うん・・・そのお願いなら聞いてあげる。」



「・・・ありがとうございます・・・

私は・・・少し焦っていたのかもしれません・・・」







竜崎は大人気無かった自分の行動を、少し反省している素振りを見せる。







「少しは落ちついた?」



「はい・・・かなり・・・。」



「それは良かった・・・。」



さん・・・」



「ん?」







竜崎は顔を上げ、にそっと口付けた。









「あなただけを愛しています・・・」









これから2人は、甘い時間を重ねてゆく・・・。











































それから、10分後・・・・











「ところで、さん・・・

さっき『・・・toujours ensemble・・・』って言いましたよね・・・」



「うん、言ったけど・・・それが何か?」



「発音はビミョ−でしたが、ちゃんと通じました・・・」



「ビミョ−って・・・失礼な。でも、通じたんなら問題無いじゃん。」



「・・・バスルームへ行きましょう・・・」



「は?その思考は捨て去ったんじゃ・・・?」



「『いつでもいっしょ』と言ったのは、さんの方ですよ。

もう言い逃れは出来ません。だからお風呂も一緒です♪

それにお湯も溜めてありますから、心配ないです。」







そう言って竜崎は、をひょいと抱き上げた。







「そんな意味で言ったんじゃな〜いっっ。こら〜、降ろせ〜っ。変態っっ。」







は力の限り抵抗し、喚き叫ぶが効果はなく・・・







「お風呂嫌いの猫じゃあるまいし、おとなしくして下さい・・・。

それに、今日は誰もここには居ませんから、喚いても無駄ですよ。

諦めて下さい・・・」







そう言った竜崎は、

黒い笑みを浮かべを抱えたままバスルームに消えていった・・・。



















****************

後書きと云う名の反省文→



白亜様からのリクで「甘くて月に対抗心を燃やすL」だったのですが、

す、すいません・・・全然、甘くないし・・・

あんまり対抗心燃やしてないような・・・(汗)

しかも、危うく裏へ行ってしまいそうな展開・・・

本当にすみません・・・。



ちなみに『toujours ensemble(トゥジュール・アンサンブル)』は、

フランス語で『 いつでもいっしょ』という意味です。

個人的希望で、1/4はイタリアじゃなくフランスがいいなぁ〜と思い、

フランス語を出してみました(笑)



白亜様、

返品・書き直し可能なので、NGの場合・・・ご一報下さいませ〜

そして、駄文で申し訳ありません(反省)



白亜様のみ、お持ち帰りOKです。





2007.1.28

水城春海















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白亜の叫び





・・・あああああ!(叫

春海様! きゃー!!!(うるさい



こっ こんな夢を頂いてよろしいのですか?!

ちょ 本気でやばいです

鼻血がでるかもしれません!(待て



お風呂?! お風呂って何ですか!(黙れ

きゃー! 入る入る入る むしろ一緒に入りt(蹴



最高の設定です!

本当に有難うございました・・・!!!