何時も、いつまでも、 。














「俺様は人を愛さない主義なんだ」





そう言ったヴォルデモートをは丁寧にマニキュアを塗っている自分の指から目を離して見て、一言言い捨てた。



「最低」



そう言われたヴォルデモートは対して傷ついた素振りも見せず読んでいる本から目を離さないまま 知ってる、そう答えた。

少し沈黙があって、ヴォルデモートは本から顔をあげて今度は手を伸ばし爪を乾かしているを見て 少し笑って言った。



「お前は嫌いじゃない」

「奇遇ね。 私も嫌いじゃないわ」



そう言いながらは爪から目を離して、少し笑った。





「愛してないくせによくもまあプロポーズしてきたわね」



爪が乾き始めた手をぶらぶらさせながらが他人事のように言う。

ヴォルデモートは本をソファの上に置いて前のソファに寝転ぶを見る。



「俺様が嫌いじゃないレベルに人を好んだのが初めてだったんだ」

「なに、初恋?」

「言い方を間違えた。興味があったんだ」

「最低ね、やっぱり」

「重々承知している。 そういうお前は俺様を愛していると?」



はヴォルデモートに目を合わせちょっと微笑んで言った。



「貴方のこと嫌いじゃないわ」



ヴォルデモートも笑った。 奇遇だな、俺様もだ。と言いながら。











眠りから目覚めてすぐ側にヴォルデモートが居て、は目を丸くした。



「目が覚めたか、

「ええ、ぱっちり」

「身体は大丈夫か」

「まだ少し痛いけど、平気よ」

「なら良かった」

「ありがとう。 …とゆうか、」

「なんだ?」

「私死んだと思ったのに」



は記憶を巡らせる。

確かに敵の呪文を避けた、けど跳ね返った呪文で崩れた建物が頭上から降ってくるのを見た。確かに見た。

そしてなぜか冷静になった自分はきゅっと目を瞑ったのだ。ああ死ぬのだ、と他人事のように思った。

のに、今、こうやって生きている。

それがには不思議でならなかった。



「俺様が助けなかったら死んでいた」



ヴォルデモートがベッドに寝ているの髪を撫でながら言った。

は目を再び丸くした。



「助けたの? 私を?貴方が?」



ヴォルデモートはを見て、ああ、と頷いた。



「…貴方が、誰かを助けるなんて」

「助けて貰っておいて失礼なやつだな、お前は」

「だって、今までどんな優秀な部下が危なくなっても 助けようとしなかったのに 」

「俺様が一番吃驚している、本当は」

「助けるつもりはなかった、?」

「いや、……―――笑うなよ」

「なあに」



ヴォルデモートは少し黙って、居心地悪そうに目をそらして言った。



「…勝手に、身体が動いたんだ。 が、崩れる瓦礫の下で固まってるのを見て。 気がついたら、動いていたんだ、―――だから笑うなと言っただろう」



ヴォルデモートが嫌そうに低く唸った。

必死に顔をそらして肩をふるわしているに、ヴォルデモートはだから言いたくなかったんだ、と唸るように呟いた。



「 ヴォルデモート、貴方が そんなヒーロー精神だったなんて初めて知ったわ」



冷静を装いながらもの口は斜めに上がっている。

ヴォルデモートは嫌そうな顔をしながらの髪をもう一度撫でた。



「うるさい」

「なに、照れてるの?」

「違う」

「私を助けた理由は? 興味対象が居なくなるのは惜しいから?」

「いや、違う」

「じゃあなに?」



身体を乗り出してに口付けして、少し顔を離してヴォルデモートはちょっと笑った。



「愛する妻が居なくなるのは寂しいだろう」



は少しじっとヴォルデモートを見つめて、笑った。



「貴方は人を愛さない主義って聞いたけど」

「考えが変わったんだ」



そう言って、ヴォルデモートはもう一度口付けをする。

は目の前にあるヴォルデモートの髪に触れて、目を合わして、微笑んだ。



「私も、考えが変わったみたい」















何時も、君と同じような感情を感じていれれば良い。











++++++++++++++++++++++++

ヴォルの夢は見返すとなんか暗いのばっかりだったのと、なんかもうヴォルで甘いのが書きたかったんです。
甘いのかどうかは置いといて←
書きにくいんですが、ヴォルの奥様設定ヒロイン夢はだいすきです。美味しくて。←

(そう、できるのなら、ずっと。)