「おはようございます!今日も麗しいですね!」
「帰れ。出来ることなら土に」
朝家を出たら玄関前に清々しい笑顔で立っている骸に一言言ってさっさと足を学校へ向かわせる。
すると、後ろから私を追っかけてくる足跡がする。
「毎朝毎朝酷いですよ、。30分前から待ってたんですよ?」
「毎朝毎朝鬱陶しいね骸。ほんと頭が可哀想だね。」
「本当には冷たいですね。でもそんな、素直になれないツンケンしたも好きですよ」
「私は骸嫌いだけどね」
酷いですよ、とか聞こえてきたけど無視を決め込む。
まったく毎朝毎朝飽きない奴だ。そもそも、何で私の家を知っているのか。
「はいつになったら僕に振り向いてくれるんでしょう…」
「無いね。」
「良いですよ、待つのは得意ですから。僕。」
「無いね。」
待てますよとにこにこ話してくる骸を無視したまま歩き続ける。
骸は容姿だけは良いので、毎朝他校からの女子の目線が痛い。
「ねえ、前から聞きたかったんだけど」
「なんですか。いかに僕がを好きかですか?」
「何で私の家を知ってるの?」
「無視って傷つくんですよ。そりゃあ、僕ですから」
答えになっていない。
問いただしても、そう言うだけだ。
「…盗撮とかしてないでしょうね」
「そんな不道徳なことしませんよ!」
「ストーカーはするのにか」
「何を言うんですか!いいですか、。盗撮は犯罪です」
「だから ストーカーはするのにか。」
「盗撮は犯罪です。ストーカーは、愛です!」
「ねえ骸、階段から落ちて脊髄折ってよ」
なんでですか、と聞いてくる骸と無視する自分。
ほとほと、残念な脳内だと同情しながらの毎朝の登校風景。
そんな毎朝が、結構好きだなんて思う自分は、相当、
「…馬鹿だよねえ…」
「え、僕ですか。僕は馬鹿ですよ?」
「聞いてないよ」
愛のボーダーライン (なんて、絶対言わないけどさ) (でも、ストーカーも盗撮も犯罪だぞパイナップル)
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もう話が続かなくて断念。
ストーカーも犯罪です。
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